月刊 プラザ岡山 Vol.230

月刊 プラザ岡山 Vol.230 page 7/32

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小川裕子さんOGAWA YUKO岡山県出身。『カホベリーダンススクール』(東京)所属。同スクールの岡山校を開校させるため3ヶ月前に帰岡し、現在はその準備段階として自宅に『ベリーダンススクールAzhal』をオープン。JR岡....

小川裕子さんOGAWA YUKO岡山県出身。『カホベリーダンススクール』(東京)所属。同スクールの岡山校を開校させるため3ヶ月前に帰岡し、現在はその準備段階として自宅に『ベリーダンススクールAzhal』をオープン。JR岡山駅西口にある「済生会フィットネス&カルチャークラブ」でも講座を開講中。ベリーダンススクール Azhal(アズハル)P最初はダイエットが目的でした 「人前で話すことさえも苦手なのに、ましてや踊る自分なんて想像できなかったですね」。そんな「極度のあがり性」だったという小川さんがベリーダンスに出会ったのは、東京でのOL時代、アメリカ人の友人のホームパーティーに招かれた時でした。女性らしい動きと華やかな衣装に瞬時に魅せられ、いつかやってみたいと思ったものの、そのまま5年が経過。そんなある時、ダイエットを決意した小川さんは「どうせなら以前から興味があったベリーダンスで痩せよう」と思い立ち、スクールに通い始めることとなったのです。 最初は鏡を見るのも恥ずかしく、長いシャツでお腹を隠してレッスンしていたそう。ですが、続けているうちにどんどん身体がすっきりして、ついに目標達成の7キロ減。その頃にはもっともっと上手になりたいと思うようになり、動きを研究するためお腹もみずから鏡に映すようになりました。すると上達とともに、次第に鏡の中で踊っている自分が好きになり、なにもかもが前向きになったといいます。岡山でベリーダンスの輪を広げたい 小川さんがレッスン時に心がけているのは、「きれいでいること」。毎回お気に入りのコーディネートでスタジオに立ちます。「自分がきれいにしてなかったら、生徒さんにきれいに踊ってって言えないでしょ。」とにっこり。生徒さんも小川さんのファッションを楽しみにしており、そのうち小川さんにならって次々と素敵なレッスン着の方が現れたのが、とてもうれしかったそうです。「岡山でベリーダンスのすそ野を広げ、仲間の輪を広げたい。こんなふうに、衣装からでも楽しんでくれればいいですね」と話します。 ダンサー名は「ゆうこりん」。生徒さんからも親しみを込めてそう呼ばれています。自身もまだまだ勉強中だといい、今月末には東京で所属しているスクールの発表会も控えているとのこと。そのスクールの岡山校をつくるのが現在の小川さんの大きな目標ですが、「初心者の生徒さんにも発表の場を作って、1曲踊りきる充実感と舞台の興奮を味わってもらいたいですね」などと思いは尽きず、目の前には叶えたい夢がいっぱいです。PLAZA OKAYAMA February 2012.Vol.230 《編者独言》「信念の人 佐々木十美さん」グルメ特集今HOTなグルメスポット ?笑顔こんにちは小川裕子さん?巻頭特集■歴史散策源平合戦ゆかりの地を訪ねる ?早めの準備で春から安心!新生活準備特集 14ビューティー特集プロが直伝する美容の秘訣16街角あっちこっち SPECIAL版 30CONTENTS 2  TVのカンブリア宮殿、ガイアの夜明けを期待してよく見ます。仕事に生きるさまざまな分野で、リーダーになる人には必見の番組だと思います。1月16日NHKプロフェッショナルで、北海道置戸(おけど)町の小学校で給食を担当する佐々木十美さんが登場された。十人兄妹の末に生まれた十美さんは、貧しく仕事に追われる中で、子供たちには一切手ぬきをしない料理を食べさせてくれた母の姿をみて育ちます。 大学卒を前にして、ある学校の給食を食べて愕然とする。徹底して手を省いた料理は化学調味料づけ…。これはいけない。彼女は決意します。子供たちに自分が体験した本物の食事を摂らせたい。以来40年、十美さんの給食は年間一つとして同じ調理、味つけはしないことを方針にします。素材は近くの信頼ある農家で採れた旬のもの、山菜を食卓にのせるため熊も恐れず山に入る。教室ひる時、十美さんグループがつくる料理の前で、子供たち、十美さんたちの顔が喜びにはじけます。 青年はその味が忘れられず山菜を摘み自分で料理する。わが家の味は十美さんの味と若いママさん。親子でお世話になりましたという笑顔いっぱいの二人。 町からこわれて、定年を1年延長した十美さんの最大の役目は、彼女を慕ってきた新人の調理師を育てること。その教育に自分の信念を託し全力で教育する姿。知的で美しい十美さん。自然にかもしだされるオーラは人の心を打ちます。